2020年8月5日

やるんやったら絶対ケツ割るな!

かなり久々の更新になってしまいました。

実は、私事で恐縮ですが

先日父が亡くなりました。

3度目の癌の手術のために入院したのが

4月1日、

私が高熱で入院する前日のことでした。

手術は無事に成功し、退院してきたのが

4月21日、

私がコロナから退院した翌日でした。

今回、手術で取り切れなかった肉腫が

急激に大きくなり、

再入院となったわけですが、

本人はずっと麻酔で眠っている状態のまま

穏やかな表情のまま旅立ちました。

まだ亡くなって間がないので、

実感できない自分もいるのですが・・・

父からは多くのことを教わりました。

一番心に残っている言葉は

「やるんやったら絶対ケツ割るな!」

です。

ケツ割る、というのは

途中でやめること(大阪弁)です。

やり始めたなら何があっても

最後までやり抜け!という意味です。

これと似た言葉で、

『千と千尋の神隠し』

の大好きなセリフを思い出しました。
ご覧になったことありますか?

私の大好きなシーンの1つに

「釜爺」と千のやり取りがあります。

千が釜爺の仕事場に行き、

何か手伝おうとした時の釜爺のセリフ

「手ぇだすなら、しまいまでやれ!」

このセリフのあとに

「あんたも気まぐれに手ぇ出して

人の仕事を取っちゃならね」

と続きます。

私は会社を経営しているので、

仕事は決めることの連続です。

もちろん身体は1つなので、

決めると同時に何かを捨てています。

中でも、ここぞ!の場面では

私は覚悟も決めています。

父の言葉も、釜爺の言葉も

「どんなコトでも、自分が決めた以上

覚悟を決めて最後までやり通せ!」

と私には聴こえるのですが、

あなたはいかがでしょうか?

覚悟が決まっていない内は、

スランプの時に他人や環境のせいにして

うまくいかない自分を守ろうとします。

そういう時は抜群に上手な言い訳、

つまり、

できない理由や

誰かのせいにしてもいい理由が

次々に浮かんでくるものです。

しかし自分の中で覚悟を決めると、

言い訳なんかじゃなく

やることが次々浮かんできて

言い訳が浮かぶヒマもありません。

“準備”というのは、

言い訳の材料となり得るものを

排除していく、

そのために考え得るすべてのことを

こなしていく、ということですね。

と言ったイチローは、引退会見の時に

「後悔などあろうはずがありません」

という言葉を残しました。

言い訳となり得るすべてのことを

排除して、

最後までやり切ったからこそ

出てくる言葉だと思うんです。

なので私も父から受け継いだ命のバトン

に恥じないように、さらに覚悟を固めて

やろうと思ったことは全部やる!

そしてケツ割ることなくやり通す!

と誓いました。

2020年のお正月には、

まさかこんな年になるとは

思いもしませんでした。

親子そろってICUに入るとか

コロナウィルスによって

東京五輪が延期になるとか

こんなに日本中が苦しむなんて

誰が想像したでしょう?

しかし、これはある意味「環境」です。

環境を言い訳にするんじゃなくて、

この環境下で最善の打ち手は何か?

を常に考えなければいけません。

これだけ刻一刻と状況が変化している今、

経営者はもちろんのこと

あらゆる方にとって「決める」ことが

非常に難しくなっています。

それは、先が見えないから。

予測がつかない中で決断していくことは

とても怖いですし、難しそうですよね。

しかし、一番よくないのは

先延ばしにすること。

グズグズしてはいけないんです。

今、そうは言ってもな~と

できない言い訳が浮かんだあなた、

もし、本気で叶えたいのであれば

今からでも遅くないので、覚悟を決めて

「必ず○○を実現する覚悟を決めた!」

と手帳に書いてみてください。

覚悟を決めるというパワーは絶大です!

覚悟を決めるパワーは、

すでに今のあなたにも備わっています!

胸に秘めずに文字にしてみてくださいね。

覚悟を決める言霊の力を借りましょう。

今日はここまでとします。

最後までお読みいただき

ありがとうございました。